RHAPSODY
自分で撮った写真と詩を基本的に。
2011-11-22
おりのなか。
捕らえられた僕。
所在無さげに
檻の中でたっている君。
僕はただ、君がほしいだけだった。
君はただ、自由がほしいだけだった。
「そらがきれい」
そうだね。
僕らがいくら汚れても
空はいつも綺麗だ。
君が望む自由に
一番近い存在かもしれないね。
檻の中から見上げる空は
とても自由だった。
2011-11-18
雨の降る夕方
人間は
身に纏うものを手に入れた瞬間、
進化
と言う名の
文化の発達を
放棄した。
雨の降る夕方、
光る電灯を
ぼうっと見上げながら
そんなことを考えた。
2011-11-16
気持ち
愛してる
愛してた
愛して
全て本当で、
全て嘘。
いったいどれがほんとう?
気高く
空を見よう。
下を向いているのが
馬鹿らしいくらい
綺麗だから
空を見上げよう。
あの
気高く聳え立つ
鉄塔のように
まっすぐ生きよう。
向日葵
笑え
泣け
怒れ
叫べ
喜べ
喚け
太陽に向かう
向日葵のように
素直になれ。
2011-11-14
傾いた
たいよう
それはぼくのいきるいみ。
ちきゅう
それはぼくがいきるためのはこ。
ちじょうをはって
ぼくはいきる。
あるひ
きゅうに
しかい
が
ゆれた
なにもかもが
かたむいてゆく
ああ
ぼくはしぬのかな
かたむいたちへいせんをみながら
そんなことをおもった。
2011-11-07
路上に咲いた
雑草の中
咲き誇る君が居た。
僕は君を見つけた。
もしかしたら名前すらない君を。
いや
多分名前はあるのだろうけど。
僕は君の名前を知らないから
名前が無いのと同じ。
僕にとっては
君が美しければそれでいい。
いつまでも
いつまでも
綺麗に咲き誇っていてくれればいい。
そしたら
僕は君をいつまでも眺めているよ。
いつまでも君に話しかけるよ。
ねぇ
君は寂しいかい?
もし君が寂しいなら
僕が楽しくさせてあげよう。
僕は
雑草の中
折れずに太陽を追い続ける
君が好きだよ。
ねぇ
いつまでも
隣に居てね。
だいすき。
2011-11-05
侵略
もし
このせかいにおわりが
くるとすれば
そのとき
そらはなにいろなんだろうか
もし
そらがくもにしんりゃくされて
そらがしろいろになってしまったら
ゆうやけは
きれいなんだろうか
もし
ぼくがぼくじゃないだれかのせいで
ぼくでなくなったら
ぼくにとってのせかいは
おわってしまうのかなぁ
でもたぶん
ぼくがぼくでなくなっても
そらがくもにしんりゃくされても
せかいはずっといきてると、
ぼくはおもう。
だから
せかいがおわったとき
そらがなにいろをしているかなんて
だれも
わからないんだ。
2011-11-04
いつか
このまま、
成長し続ければ
いつか
あの綺麗な青い空に
届くでしょうか。
美しくて、雄大で
この広い世界を
見渡せるぐらい大きくて
私など、
貴方と比べると
ちっぽけなただの花。
いつか
貴方に触れたい。
貴方の様になりたい。
いつか
この願い、叶うのでしょうか。
赤く焼けた
夕陽に赤く焼かれた道路とか
君の横顔とか。
全て、焼き尽くされてしまえばいいと思った。
そうすれば
悲しみも憎しみも
生まれないのだから。
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